
ホルモンバランスを整える
トンカットアリは、男性の更年期障害を改善させるのに効果的です。
実は、男性にも更年期があり、ホルモンバランスがくずれ、ほてり、のぼせ、不安感、倦怠感がみられます。
しかし、トンカットアリを摂取することにより、これらの症状を改善することが出来ます。
まず第1にトンカットアリは、テストステロン分泌を促します。
テストステロンの少ない「LOH症候群」において、トンカットアリを投与すると、90%以上の患者でテストステロンの増加が確認されたという研究結果があります。
この結果から、トンカットアリは、テストステロンの分泌量を増やすということが判明しました。
第2に、トンカットアリは、コルチゾールを減少させる効果を持つとの研究があります。
コルチゾールはストレスホルモンと呼ばれ、ストレスを受けると増える物質です。
トンカットアリを摂取するとストレスホルモンが減少し、緊張や怒りが減り、男性の更年期症状が和らぎます。
また、女性にも低テストステロン症がみられることがあり、トンカットアリの効果が期待できます。

男性機能強化
トンカットアリによりテストステロンが増加すると、男性はバイタリティーと性欲が高まります。
テストステロンの分泌低下が、EDの一因となっている場合、テストステロンの分泌量が増えることにより、EDの改善が期待できます。
また、トンカットアリには亜鉛が多く含まれ、精子の生成、運動率の向上により、男性不妊の改善に期待できます。
ラットを対象にトンカットアリを飲用させたところ、精子濃度、精子運動能が上昇したという研究もあります。

血液循環の改善
トンカットアリには、血液の流れを良くする作用があります。
四肢の末梢まで血液が循環しやすくなり、冷え性の改善につながります。
首筋から肩の血行も良くなり、肩こりにも効果的です。
また、血行が改善すると、体内水分の流れも良くなり、体のむくみも改善します。
体内の臓器にも血液が行き届くようになることで、肝機能、腎機能なども向上します。
腎機能の向上は、体のむくみを改善するため、むくみ症状に対しては、さらなる効果が期待できます。

疲労回復
トンカットアリのテストステロンの分泌を促す効果によって、肉体的にも精神的にも疲労を抑えることが出来ます。
テストステロンには、スタミナや競争心、モチベーションを強める効果があり、精力的な活動を促します。
仕事をバリバリとこなして、社会的に成功している男性は、テストステロンの量が多いというデータもあります。
そういった背景からもトンカットアリには、男性的魅力を強めて女性からモテるようになる効果も期待できます。

抗マラリア作用
トンカットアリには、解熱、抗菌作用があり、炎症性の腫れを抑える効果があります。
また、トンカットアリには、抗マラリア活性を示す化学成分が含まれており、東南アジアでは、トンカットアリはマラリアの治療薬として使用されています。
マラリアは、マラリア原虫をもった蚊に刺されることにより感染する病気です。
高熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛がみられ、脾臓が腫れます。
こういった症状の緩和に、トンカットアリが効果的に働きます。

抗腫瘍作用
トンカットアリには、DHOK(14,15β-ジヒドロキシクライネアノン)という成分が含まれています。
そして、このDHOKが結腸直腸癌に効果を発揮するという研究結果があります。
この研究内容によると、DHOKが結腸直腸癌の細胞増殖を阻害したとされています。
ただし、抗癌作用が明らかになったわけではありません。
今後、さらなる研究調査が期待されており、トンカットアリが持つ抗癌作用についてもより多くの事が明らかになることでしょう。

筋肉量の増加
体力のある高齢者にトンカットアリを摂取してもらったところ、握力が約4kg程度、向上したという研究があります。
握力が強くなったということは、手を握る筋肉量が増強したということを意味します。
この研究によるとトンカットアリには、筋肉増強効果もあるということが伺えます。
この研究結果からも分かるように、トンカットアリがテストステロンの分泌を促し、結果として筋肉量を増加させる効果が期待できます。

その他トンカットアリの作用
トンカットアリの様々な作用について上述しましたが、トンカットアリには、その他にも多くの効果効能があります。
例えば、産後回復、創傷、潰瘍、歯肉出血、さらにはHIV(エイズウイルス)の治療などにも役立つとされています。
このようにトンカットアリに秘められた作用は多岐にわたります。
希少価値も高く、高価な成分であるということが納得できます。